旅してみたら、「旅してみたら?」

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アンコール・ワット病発症!?

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今回の旅、

何と言っても一番楽しみにしていたのが、

ここよ!アンコール・ワット!!

小さい頃からその名前は知ってたの!

「世界遺産」がどういうものかは知らなかったけど、

そう呼ばれているのも知ってたくらいだから、

相当の有名どこよね。

カンボジアにある、ということは

最近知ったけど(笑)。

あなたも知ってるでしょ?

アンコール・ワット、

どんなイメージがある?

私はね、

 

「人を寄せ付けないような、

 人の手がまだまだ入っていないような

 ジャングルの中にあって、

 遺跡が周りにもごろごろしてて、

 当時にタイムスリップできる!」

 

ようなとこをイメージしてたの!

昔良く見てた『世界不思議発見』で、

あこがれのミステリーハンターたちが、

言葉通り「辿り着いた」イメージ!!

 

「そこに私も行けるんだ!!」

 

って、けっこう興奮してたの!

 

それがさぁ〜・・・

 

なんかさぁ〜・・・

 

4時間くらいいたのにさぁ、

 

ずーっと

 

「つまんない。」

 

ぜ〜んぜん感動しないの。

想像してたのと違ってさぁ、

迫力に欠けてさぁ、

な〜んにも感じない自分にショックよ!

テレビで見たアンコール・ワットって、

すっごくかっこよかったんだよねぇ・・・。

それがさぁ〜・・・。

 

実は、シェムリアップに着いた頃から、

暗雲は垂れ込めてたのよ。

ガイドブックによると、遺跡は町から約7km

特別離れているワケではないのに、

その町がかなり大きい町でさ、

「拓けてる」というより「発展してた」のよ。

その町の様子からは、

「密林の中の遺跡に通ずる」雰囲気は

感じられなかったね。

実際自転車で向かったら、

「町中の道」が全然終わらない。

しかも途中から、更にしっかり舗装された

広〜い直線の道路になっちゃって、

いくら周りが木々で囲まれていても、

 

「ジャングルが始まった?のかな?」

 

って感じ。

 

「もしかしたら、この先に本当のジャングルが待っているのかも!」

 

と期待もしてみたけど、

ホントずっと走りやすい道路だったよ(苦笑)。

そしてね、その直線道路が終わると、

目の前に見えちゃうの、

あの“人を寄せ付けないような遺跡”が。

「寄せ付けない」なんてとんでもない!

「みなさんいらっしゃ〜い」状態よ!

「辿り着く」必要もなかったの。

 

出だしがそれでしょ。

そして前話したように

「自転車停めさせてあげるから〜」の子どもたちでしょ。

気分を作るタイミングを逃しっぱなしよ。

それでもまだ期待を胸に遺跡に足を踏み入れたら、

更に続く観光地ビジネス!

アンコール・ワットの塀の中まで

お土産村ができていたのには驚いた!

近づきたくない雰囲気満々よ。

そして

 

「たった1ドルだから」

 

と近づいてくる、

アンコール・ワットのガイドブックを売っている人。

さらに、

 

「何か飲み物いるーっ!?

 食べ物もあるよーっ!」

 

と、100mも先から叫んでいるおばちゃん。

時の流れを感じる余裕もありゃしない(泣)。

 

「ここはテーマパークか!?

 東武ワールドスクウェアか!?」

 

ということで、中に入ってからは、

「つまらない」しか口から出てこなかったの・・・。

 

 

「アンコール・ワット病だね。」

 

これは彼の一言。

どうやら私はアンコール・ワット病を作ったらしい(笑)。

「パリ病」って聞いたことある?

想像していた、夢見ていたパリのイメージ、フランス人のイメージが、

実際に行くことで見事に崩され、

「現実は大違い」というショックでなっちゃう病気。

私のはそのアンコール・ワット版(笑)

過度の期待がそうさせちゃうのよね。

頭の中でどんどんどんどんアンコール・ワットの理想像を

作り上げちゃってたのかも。

東京タワーを見に行くのと同じ感覚で行ってたら、

けっこう感動したかもしれないなぁ〜(笑)

 

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別の考え方をすると、

アンコール・ワットは私の好みに合わなかったのかも!

行くまで知らなかったんだけど、

「アンコール/ワット」は

「アンコール遺跡」の中の1つで、

あの辺りは様々な遺跡が集結しているエリアなのね。

「アンコール・トム」という

アンコール・ワットより少し新しい遺跡に行った時は、

少し心が動かされたのよ。

ゲートに向かっている時から、

私の気持ちが引っ張られているのを感じたし、

雰囲気にも私を包むものがあったのよねぇ。

行く機会があったら、

アンコール・トムの中にある

バイヨンの四面像は必見よ!

 

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