旅してみたら、「旅してみたら?」

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日本人と旅行と有休

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私ね、

こんなに日本人がカンボジアにいるって、

思わなかったの!

だって、カンボジアのイメージって、

まだ「紛争」や「「地雷」から離れられないのよね。

旅先にカンボジアの名前が上がった時も、

 

「旅人を受け入れているんだぁ」

 

と思ったくらい。

この時もまだ、

「アンコール・ワット」と「カンボジア」が

つながってなかったのよ(笑)。

 

日本人が多いと言っても、

シェムリアップだけね。

旅人じゃなくて、

観光客、ツアー客が多いの。

私たちが行った「旅先」と

日本人が好む「旅行先」は違うみたいで、

日本人に会う機会はそうなかったんだけど、

シェムリアップ、

特にアンコール遺跡での日本人出没率はスゴかった!

日本人ガイド付きの団体旅行者はもちろん、

現地のガイドを付けてるケースもけっこう見たね。

おもしろかったのは、

日本人観光客が一番多く見られた日って、

どんな日だったか想像つく?

私たちは計3日アンコール遺跡内にいたんだけど、

その日はね、

客数が一番少なかった日だと思う。

なのに、

日本人だけは一番多い日だったの。

 

あのね、

その日はどんより雨雲の1日。

 

いつ降り出すかあやしい状態。

しかも、アンコール・ワットの頂上は、

週1回の清掃の日でクローズよ!

ゆとりのある旅程があたりまえの欧米人は、

こういう日は来ない。

限られた日数にしっかり予定を組んでる日本人は、

予定通り来るのね。

おもしろい。

 

ちょっとついでにこの話して良い?

世界の有休事情!

旅の話をまとめながら聞いていたラジオがね、

この話をしてたのよ。

フランスとどこだったか、

ま、ヨーロッパの国々であることに間違いはない。

ヨーロッパの多くの国々はしっかり有休を毎年消化、

有休日数も1ヶ月以上あるんだって。

日本の有休日数は、

平均1週間〜10日だった気がする。

 

世界で一番少ない日数!

 

働き者の日本らしい結果よね。

でも、それだけじゃないの。

一番印象に残っているのは、

世界で一番有休消化率が低い国について。

どこか分かるんじゃない?

私も察しはついたけど、

まさか本当にそうとはねぇ・・・。

 

その通り、日本です(笑)!

 

有休消化平均日数は3日・・・

世界最低の有休日数も消化できないなんて・・・。

働き者というより、仕事バカでしょ!?

(な〜んて言ったら怒る人もいるかな?)

 

良く聞くんだよね、

 

「権利があるのは知ってるけど、取り辛い。」

 

「どうせ後でたまった仕事が自分に戻ってくるだけだから・・・」

 

ってさ。

あなたの職場はどう?

私の昔の職場は、

みんながあたりまえのように有休を使う環境だったから、

お互いをカバーし合うのがあたりまえだったんだよね。

いつから有休を取ることに

「遠慮」というものが出てきたんだろう。

「有休を取らせないオーラ」を出している職場もあるらしいし。

 

「勤務時間はしっかり仕事に取り組み、

 オフの時は思いっきり羽を伸ばす。」

 

この方が絶対的に効率が上がるだろうことは、

誰もが分かっているだろうに・・・。

 

旅で会ったあるフランス人は、

 

「1年休暇がもうじき終わるの」

 

って言ってたの。

3年勤続したら

1年の休暇を申請できるんだって!

しかも帰ってからの仕事もちゃんと保証されてるの!

ご褒美付きの仕事って、

理想よねぇ〜(笑)。

 

さ、アンコール・ワットの日本人観光客の話に戻るよ。

「どんより雨雲」の天気は、

観光には向いてないけど、

アンコール・ワットの雰囲気にはピッタリ!

その後激しい夕立になったんだけど、

雨の中のアンコール・ワットは美しいわ〜♪

カンカン照りよりも雲や霧に包まれていた方が、

全てをさらけ出していない感があって良いの(笑)!

最初に見た時とは違って、

ようやく感動できた!

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で、その雰囲気にひたってたワケ。

その時に見つけた日本人女性。

階段に腰を下ろし、

休憩しながらおしゃべりしてるのかなぁ、と思ったら、

そこにいたのは1人だけ!

どうやら携帯で話している様子。

しかも相手は日本にいる友達か?

 

「死んだと思った?」

 

などと話しているところから、

きっと言うだろうと思った言葉!

本当にその通りに言ったのよ!!

 

「ちょっと想像してみて!

 私は今アンコール・ワットの

 ど真ん中に腰を下ろしてるとこなんだよ!

 それで話してるなんて、

 この感動分け合おうよ!」

 

「世界遺産のあのアンコール・ワットの

 ど真ん中とつながっているんだよ!」

 

何回繰り返して言っていたことか(笑)。

分かる!気持ちは分かる!

でも、私も携帯持ってたらやったかなぁ?

昔ならやってたかもしれないけど・・・

でも、どこかに行った時に、

その雰囲気にひたってたくて、

 

「携帯なんていう現代的なものは使いたくない!」

 

って、電源を切っていた気がするんだよなぁ・・・。

ね?気持ちは分かるでしょ?

あなたも電話するかな?

電源切るタイプ?

 

アンコール・ワットにいながら日本とつながれちゃう、

っていうのもそうだけど、

訪問者である私たちの感覚と、

そこに生活している人の感覚は、

どのくらい違うんだろうって、

何度か考えさせられたんだよね。

 

東南アジア一大きいと言う、

これまた観光スポットのトンレサップ湖。

ぼったくられちゃった日本人に会ったところね。

湖に通じる道の入口付近が工事中だったの。

その辺いったい何もかも切り開かれて、

見えるのは地面だけ。

見事にのっぺりよ。

そこを終点として、

すどーんっと木々の中を切り進んでいたのは、

広い複数車線にでもなるだろう一本道。

料金所のような小さいブースが見えるところからすると、

高速道路か何かかな?

どんどん観光向けになっているというのが

分かる一面だったの。

ただ、そこに至るまでの道の両側に広がる集落は、

どのくらいの生活ができているのか不明な状態。

家、井戸、幼稚園等々、

「ドネイティッド・バイ○○(○○の寄付)」

という看板があちこちに。

寄付であったとしても家があり、

制服を着た子どもたちがいっぱいいるということは、

現在はそこそこの生活ができているのか?

もしくは最近そうなれたのか?

実態は分からないけど、

物乞いする人はおらず、

フレンドリー且つ明るいところから考えると、

生活を楽しめている村なのかな??

ただ、その湿地帯にある家々の並び方は、

難民キャンプを思わせたのよねぇ・・・。

そんな人々に、

あの一本道は必要なのかなぁ?

国の発展のための観光化が良いのか、

自然と生きる生活の保存が良いのか・・・。

 

ラオスでもそう。

ルアン・パバーンから行けるクアンシーの滝では、

滝壺でシャンプーしている家族が。

メコン川に浮かぶデット島では、

石けんで全身を洗い、

そのままメコン川に飛び込んで流すという、地元の人が。

そういう人たちの目に、

私たちの宿での生活は、

どう映ってるんだろう?

 

各国に行きはしたけど、

 

「これでその国々のことを本当に知ることになったんだろうか?」

 

「こういう旅にはどんな意味があるんだろうか?」

 

旅の意味合いは人によって違うというのは分かるけど、

じゃあ

 

「私の旅は?

 この旅で何か見つけたか?

 変わったか?」

 

と、自問自答してたね。

1回ちょっと行っただけじゃ、

何もどうにもならないと思う。

ただ、

 

「この時の経験が、

 この先どこかでつながってくるはず!」

 

って思ってる。

 

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どころで、

シェムリアップはどうして日本人が多いんだろう?

ガイドブックにも

「シェムリアップに来る観光客のほとんどが欧米人と日本人」

って書かれてあるくらい。

しかも、

コンビニが日本人観光客のために作られていると言っても

過言ではない状態。

まず、アサヒビールが棚にも冷蔵庫にも並び、

お土産用に作られたアンコール・ライスワインのラベルには

「アンコール焼酎」と日本語で書かれ、

しっかりお土産用パッケージまで。

「日本の技術のおかげで生まれました」みたいな内容が、

日本語で書かれているお酒に、

「アンコールビスケット」やら「ひとくちビスケット」など、

日本のお土産品と同じようなパッケージと日本語名まである。

 

「日本語少し話せます」

 

と言うトゥクトゥク・ドライバーまで登場よ!

そう言えば、国境でも

 

「アリガト」

 

って言われたねぇ。

日本人が多いのは分かるけど、

ホントにどうしてなんだろう?

知ってる?

聞いたことある?

知ってたら教えてもらいたい!