旅してみたら、「旅してみたら?」

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郷に入っては郷に従え(1)

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この旅ではね、

いろんな「あたりまえだったこと」が覆されたのよ。

「あり得ない」が「あり得る」ようになっていく旅。

これがおもしろい!

値段交渉もその1つ。

その他にもいろいろあったんだけど・・・

どれから話そうかなぁ?

 

やっぱりこれかな!

東南アジアでは「あたりまえの生活」から。

 

あなたも今まで旅行はしたことあると思うけど、

その時

 

「お湯が出るシャワーがありますか?」

 

って、宿に確認したことある?

あったらこの後の話はどーでも良い話になっちゃうんだけど(笑)。

日本に生まれ育った人であれば、

「シャワー付き」となれば、

だいたい何も考えずに「お湯と水が出るもの」を想像するんじゃない?

少なくとも私は、彼から話を聞くまで、

水だけのシャワーなんて考えたことなかったと思う。

だって、夏だってお湯シャワーを浴びてたんだよ。

お湯じゃないとキレイになった気分にならなかったし、

水だと体に悪そうな気がしたし。

水だけのシャワーは、プールだけでしょ!

 

ところがね、

東南アジアは水シャワーが基本です。

お湯シャワーは、旅行者のために作られたようなもんで、

ない宿もあります。

さらに、割高です。

そうなったらもう「郷に入っては」よ!

その地での生活を堪能しましょ。

気温が日本より高い東南アジアは、

水で充分!慣れるものよ。

それに、どこに行っても

 

「今までと同じ生活」

 

を求める方がめんどうになる。

ただやっぱり、

お湯シャワーで癒されたことは何度かあったわ。

特に北の方に動いた時はね。

それに、「汗を洗い流せた感」は、

お湯の勝ちでしょ。

 

とっても印象に残っているのは、

バリのウブドの宿。

バリの宿は「ホームステイ」と呼ばれている形が多くって、

スタッフ家族の家がある敷地内に泊まれるの。

その敷地はかなり広くて、建物がたくさん!

ヒンドゥー教の教えに準ずる、

伝統的な家のあり方なんだって。

居間のように使われている建物、

家族の部屋らしき建物、台所、書斎(オフィス?)などなど

機能別に建物が分かれてて、

お社からゴミ置き場まで、

敷地内のどこに位置するべきかも全部決まってるの。

そこに、宿泊客用の建物を追加してあるのが、

「ホームステイ」の形。

伝統的な建て方の現代版なのかな?と私は思っているけど、

前に話したアトリエの主によると、

ホームステイをしている家の建て方は、

もう伝統的とは呼べないんだって。

外から入って来るものが増えると、

変わらざるを得ないのね。

 

さて、ウブドの宿の何が印象的だったかと言うと、

シャワー付きの部屋なんだけど、

そのシャワー、建物の外壁に付いてるの!

軒下にある、外壁と塀の間にできたスペースを上手く使って作った、トイレとシャワー!

その手作り感がかわいくってね。

最初は「外!?」と思ったんだけど、

今では愛着があるのよ(笑)。

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宿の話のついでに、

チェックアウトについても話しちゃお!

東南アジアだとだいたい12:00pmです。

場所によって11:00amのところもあったし、

1ヶ所だけ10:00amがあったけど、

基本のんびりなの(笑)。

これにも最初はビックリよ。

 

トイレの「あたりまえ」は、トイレットペーパーなし。

旧式ウォシュレットなの。

水を溜めておく場所と手桶があるパターンと、

水道にホースが付いているパターンがある。

場所によっては石けんも置いてあったかな。

ちょっとおしゃれなところに行くと、

ハイテクホース(笑)があって、

手元のレバーで水を出し止めできるようになってるの。

エコよねぇ〜。

でも、「節水」の動きから、

トイレットペーパーに移行しているところもあってさ、

おもしろいよね。

トイレットペーパーと水、

どっちが環境にはやさしいんだろう?

 

「東南アジアではあたりまえ」から一転したのは、

シンガポール!

なんなのあの冷房は!!

どこの宿も満室かバカ高くてね、

やっと見つけたバックパッカーだったんだけど、

1日中冷房ガンガンなの!

20人用という大部屋ではあったけど、

 

「クーラーあり過ぎでしょ!

 何台設置してんのよ!」

 

って感じ。

しかも、全部20度くらいに設定されてたんじゃない!?

窓なしの部屋で逃げ場がなく、

リモコンも見当たらず、

ただ凍えていくしかないという地獄よ!

常夏の国で凍え死にそうになるなんて、

あり得ない!!

でもそこしか宿がなかったんだもん(泣)。

そんな宿でもメリットはあって、

他の旅人からシンガポール情報と、

マレーシアのガイドブックをゲット!

これが共同部屋の利点ね!

 

この「冷房効かせ過ぎ」は、

シンガポールの宿だけじゃなく、

長距離バスでも同じことが言えたの。

 

バスに乗って私たちがまずしたことは、

長袖長ズボンに着替え、

靴下に靴(普段はビーサンだったからね)、

そしてサロンで全身カバー!

それでも寒い時は寒い!

スタッフもジャケットを着ている時があるんだよ!

それなのに、なんでそんなに冷やす必要があるのか!?

真夏の格好のままで、何時間も乗り続けられる人には驚かされたよ!

冷房と外の温度差で疲れないのかなぁ?

 

バスつながりでもう1つ。

ラオスで乗った、

ドラゴン・ポールの景色を楽しめたあのミニバスでね、

運ちゃんが言ったの。

 

「休憩は特に決まってないから、

 トイレに行きたくなったら教えてね。」

 

言われた通り、一緒に乗ってた1人の女の子が、

トイレに行きたいことを伝えたら、

 

「OK!」

 

と言ってすぐに車を止めてくれたの。

そして一言、

 

「男子はあっちに行くから、

 女子はあっちに行ってね。」

 

懐かしい。茂みトイレでした(笑)。

子どもだけが許されることだと思っていたけど、

大人になってからもやることあるのね。

 

これも「東南アジアのあたりまえ」に入るのかなぁ?

シャンプーはあるけど、コンディショナーがないのよ!

バリではあったの。

それがシンガポールのリトル・インディアから探し始めて、

マレーシアにはなかったのよね。

時々たま〜に1種類だけ置いてあることはあったけど、

基本シャンプーしか置いてないの。

お店の人に「コンディショナー」って言っても、通じないしね。

文化や宗教の違いかね?

リトル・インディアは、ホントにインド人だらけ。

インドではココナッツオイルを髪にぬるらしいから、

そうなるとコンディショナーはいらなさそうよねぇ。

それからマレーシアはイスラム教の国。

いつも髪の毛を隠してるから、

コンディショナーはいらない!?

ゴアゴアの髪の方がまとまりやすいか!?

いや〜ナゾよ。

小さい時からコンディショナーがあるのがあたりまえだったから、

「売ってない」なんて考えてもみなかった(笑)。

でもこれも慣れね。

最初は心地悪かったけど、

「あるもので何とかする」のが旅のおかげであたりまえになってさ、

シャンプーだけあれば、とりあえず大丈夫!

石けんで髪の毛を洗うまでは・・・まだやってないな(笑)。

 

それから、タンポン。

東南アジアでは、まだ使われ始めたくらいなのかなぁ?

それとも、敬虔な宗教徒たちが多いから、

それと何か関係あるか?

マレーシアのティオマン島にあるリゾートまで行って聞いたんだけど、

 

「マレー人は使わないから、

 この島には置いてない。」

 

って言われちゃったからね。

ホントに売ってない!

日本はどうだろ?

種類は少ないけど、どこに行っても売ってるよね。

これが欧米諸国に行くと、

スーパーでの陳列量がスゴい。

種類が豊富で、選ぶのも困るくらい。

タンポンも欧米文化からきたのかなぁ?・・・って、ちょっと調べてみたんだけど、

この歴史も長いよーっ!!

おもしろい!

エジプトまでさかのぼる話らしい。

これは今調べるべきではないね(笑)。

止まらなくなっちゃう!!

 

写真屋さんも、「あってあたりまえ」と思ってたけど、

そうでもない!

こんなにないとは、意外よ!

大きな町にはあるけど目立たないし、

地方にはあったとしても、

条件が合わないとプリントできない!

島には・・・まずないね。

写真やカメラという存在は、

大都市以外にはまだ浸透していないのかなぁ?

撮ってもパソコンで見るだけとか?

旅人で写真をポストカードにする人も、いないのかなぁ?

 

バリのロビーナで見つけたのは、店構えは大きい写真屋さん。

でも写真屋さんっぽくなかったんだよね。

どちらかと言うと「印刷工場」見たいな印象。

その印象、満更でもなかったみたい(笑)。

プリントできる条件がおもしろかったの!

ポストカードサイズの写真なら

 

「10枚から受け付けられます」

 

だって。

日本のように、

それぞれの写真サイズ用のプリント紙があるんじゃなくて、

大きな1枚のプリント紙を使うから、

 

「希望の写真サイズの何枚分が大きな1枚のプリント紙サイズか」

 

で最低枚数が決まるんだって!

ね、印刷業者っぽいでしょ。

3枚だけというのは、どう粘ってみても無理だった。

じゃあ、15枚って言ってたらどうなったかね(笑)?

 

マレーシアのマラッカで見つけたお店も、

パソコンと家庭用プリンターでやってくれる印刷屋さんだったし、

日本の「写真屋のおじちゃん」みたいな人は、なかなかいないの!

ようやく会えたのは、タイのバンコク!

やさしいおじちゃんで、いろいろお願いしちゃったよ(笑)。

自分で撮ったお気に入りの写真をポストカードにするのが、

やっぱり一番いいからね!