芸術家に目覚める
<走り書き程度のこの旅最初の絵>
アトリエの主に刺激されたのか、
突然絵を描きたい衝動に駆られたんだよね。
まさか絵まで描くとは!
時間ってホントいろんな予想外をくれるよ(笑)!
これまでも「絵を描きたい」と思ったことはあったよ。
でも「描きたいもの」が何だか分からなかったし、
イメージしているように描けない欲求不満もあってさ、
なかなか実際に描くまでは至ってなかったんだよね。
それがこの時は、
頭に残っているイメージを「サササァ〜」っと、
さりげな〜く描き残したくなったのよ。
それに、
「こう描きたい!」
っていうはっきりしていたイメージもなかったから、
良い感じに適当に描けたんだよね。
だから、この時描いたのは
「走り書きだけど字ではない」程度のもの(笑)。
それでも満足したのは、
描きたい時に、描き続けられる
「時間」があったからだと思う。
「はい、ここまで!」
と思えるまで、
いつまでも時間が使えるなんて!
時間に制限がないって、
慣れるまでどうしたら良いか分からなかったけど、
慣れると良いもんね!
一度満足いくまで描けると、
また描きたくなる。
達成感が次のやる気につながったのかな?
特に、写真を撮れない海の中の世界を表現するのに、
言葉だと限界があって、
それで絵で残したくなってったんだよね。
見てこのニモの絵(笑)。
→→→初めて描いてみたニモ
→→→うん!これはニモだ!
→→→図鑑を見て描いたニモ
「特徴を描き残したい!」
と思ったら、どんどん絵がリアルになって、
かわいさが消えてっちゃった(笑)。
だけど、最初の絵も、
そこそこうまく描けてると思わない?
他にもいろいろ描いたんだよ!
それにしても、
記憶だけでこんなに魚の絵が描けるようになるとは!!!
それだけジ〜っとぼ〜っと見てる時間があったんだよね(笑)。
<いろんな性格を持っていそうなバラクーダ>
<ミニクラゲ>
<ニモに出てくる“サメの友達”>
<フグの一種だと思った魚>
<海底の主、青光り魚の群れ、そしてどろ~っとタコ>
私、写真を撮ることも好きなのよ。
だから、今では海の中でもカメラを使えるようになったんだけど、
撮り始めると夢中になっちゃって、
せっかくの景色を見て楽しむことを忘れちゃうんだよね。
で、更に、実際に見て楽しめる景色と、
写真に残して楽しめる景色って、
違うのよ!
「こんな写真を撮りたい!」
ってイメージしてファインダーを覗くんだけど、
想像通り撮れる確率は低い!
だから、普段カメラは持ち歩かないの。
「今日は写真を撮る日」と決めた時だけ、
ファインダーからの景色を想像しながら過ごすことにしてるの。
その点、絵って良いよねぇ!
自分の目がファインダーってことでしょ!
「これだ!」って思ったものがあったら、
頭の中でシャッターを切って、
後はそのイメージ通りに描けばOK。
自分の好きなようにアレンジもできちゃうしね!
ピントを合わせたり、
ブレないように呼吸のタイミングを合わせたり、
充電を気にしたりなんて、
厄介なことがな〜んにもない!
何にも邪魔されず、
ジ〜っと見続けられるに越したことはないよ(笑)!!