1,800円、それだけでOK!
単位が分かったところで、
問題です(笑)!
さあ、
いったい1日いくらぐらいあれば
生活できるんでしょうか?
旅行はさることながら、
どこかに行く時って、
「いくらぐらい用意して行けば良いかなぁ?」
って迷わない?
私、ディズニーランドに行く時に
よく迷ってた(笑)。
今は1日1万って決まってるけど。
NYやカルフォルニアに行った時も、
1日1万くらいで計算して
持って行ったかなぁ、
宿泊代は別でね。
さて、今回の旅は!
な、なんと!
1日約1,800円です!!
しかも宿泊代込みです(笑)。
物価の違いってスゴいね〜。
こうも違うなんて!
正確に言うと、
この違いは物価だけでは語れないんだ。
期間も目的も旅スタイルも、
今までとは全く違う今回の旅。
予算を設定せずには
長く旅は続けられない。
予定は未定の旅だけど、
締めるところは締める!
これは旅人の彼から学んだこと。
「なるほどっ!」
お金の心配をせずに
旅を続けられるって、
一番の安心材料だと思わない?
でもね、その反面、
欲しいものが欲しい時に買えない状態は、
時にもどかしく、
慣れるのにしばらく時間がかかった!
「がまん」というものを
しなくなっていたことを、
その時実感したね。
「『欲しいから』と『必要だから』を、
都合良く履き違えてたんだなぁ。」
って思ったよ!
「1日1,800円」で、
どれだけのことができるのか。
国や町にもよるけど、
使い切らないことがほとんど!
ラッキーだったのは、
私たちは2人で行動していたから、
割安で良い宿が見つけられたってとこ。
例えば、バリでの宿代は
だいたいRp.100K。
1人Rp.50KでOK。
でも、シングルの部屋を探すと、
だいたいRp.80Kはしちゃうのよね。
Rp.30Kの違いは大きいよ!
それで1食はカバーできちゃうし、
バイクの1日レンタルも可能。
だから旅先で会った人と、
宿をシェアするっていう案も出てくるワケよ。
ちょっとここで思い出して欲しいのが、
最初に払えと言われた“罰金”が
Rp.500Kよ!
バリでの予算がRp.180Kだったから、
およそ3日分!
Rp.50Kのワイロで
解決したくなる気持ちも分かるでしょ(笑)!?
あの警官、
Rp.50Kで何したんだろう・・・
彼も払ったから合計Rp.100Kか!!
なんという臨時収入!
あるレストランでは、
一番高い料理がRp.50Kだったかな。
昼ご飯なんて
Rp.20Kもあれば豪華になるし。
昼頃に増える“取り締まり警官”は、
どんだけ稼いでるんだか?
警官の臨時収入となったRp.100K、
私たちはちゃんと予算から捻出しましたよ!
臨時出費やまとまった金額が必要な時も、
特別扱いせず、
日々の予算の中から少しずつためて使う。
このけじめの付け方は、
私を一回り成長させたと思う!
慣れてくると、
そこで達成感を味わえるようにもなるから、
やりがいがあるのよね!
例えばタイでのある1日。
タイでは1日600Bの予算だったから、
2人で1200Bね。
この日は次の移動費を捻出するため、
500B(250Bx2人)をキープできるように計算したの。
1200-500=700Bが残りの予算
700-250(宿)-100(朝食)-80(ヘア・カット)-30(洗濯)=240B
240Bが昼夕食分。
2人がお腹が空くまで待っての昼食は、
40(ライスとおかず2品)+30(フルーツジュース)=70B
240-70=170Bが夕食代
さあ、170Bで夕食を楽しめるか!?
この時の私たちの計画は・・・
40(お気に入りのパパイヤサラダ)+10(スティッキーライス)=50B
30x2(お気に入りのフルーツジュース)=60B
35(パッタイ)+25(デザートのパトンコー)=60B
合計170B!!
見事な計画でしょ!
ところが、予定は邪魔されるもの。
いつもの屋台がお休みだったの!
それでも、予定通りのメニューを
他の屋台からゲットしたら、
30B残った。
全てがサイズダウンだったのか、
まだ満足には至らず、
もう1品を追加。
それが35B・・・
5Bオーバーしちゃったけど、
かなりのマネージメントでしょ!
予算を忠実に守る生活が、
「がまん」から「ゲーム感覚」に
なっちゃったっていうのがおもしろい!
東南アジアは、
全体的に物価が安いけど、
ラオスでは
「計算間違いじゃない??」
と疑いたくなるくらい、
その安さに驚かされたのよ!
ラオスでの予算は
160,000kipだから、
2人で320K。
そしてこの日の出費は、
50K(宿)+30K(朝食)+12K(昼食)+20K(夕食)=112K
分かる?
1人分の予算で
2人分の費用がまかなえちゃう!
2人で1日1,800円生活って
できちゃうものなの!?
スゴいでしょ!!
宿がスーパー安いのと、
庶民の台所「マーケット」のおかげ!
マーケットは各国で楽しませてもらったのよ。
抵抗がある人もいるみたいだけど、
その地を味わうのにはうってつけよ!
唯一予算オーバーの国があったの。
どこだと思う?
それはシンガポール。
さすが都市化が進んだ国よね。
他の国に比べて
飛び抜けて物価が高い!
もともと予算もS$20(当時約2,700円)と、
他国よりも多くしたんだけど、
それでもオーバー。
その点から考えても、
今回の旅向きの国じゃなかったのね。
2日で充分だったというのに、
今更ながらうなづけるわ(笑)。