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乗りこなせ!現地の乗り物集(カンボジア編)

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よ〜〜〜っし!

乗り物の話の取りはカンボジアだぁ!

 

 

その6)カンボジアでの乗り物

 

これは絶対!

ぜ〜っっっっったい話したいっ(笑)!!

カンボジアでも

バスで移動し続けていた私たち、

ミニバスのような

乗合タクシーを使ったのは、

1回だけだったかな。

それは首都に行くためだったから、

バスステーションみたいなところがあって、

そこから何台も何台も出ているのよ。

その客の取り合いがすごい!

ラオスと同様、

ビジネスをゲットするためには

アグレッシブなカンボジア人たち。

 

「自分たちの客だ!」

 

と思った人の荷物を掴み、

客より先に車に入れちゃう。

それでその人は

 

「自分の客として確保!」

 

みたいな感じ(笑)。

私たちの荷物も

 

「置いていけ!大丈夫だから!」

 

と言われたけど、

出発時間まで自分たちで

持ち歩くことを選んだ私たち、

 

「オレたちのバスだからね!

 8:00だからね!!」

 

と、しつこいくらい念を押されたよ(笑)。

そして時間通り乗り場に戻ったら、

私たちを見つけた前の運ちゃんたちが、

ブンブン腕を振って手招きしてるの!

も〜おかしくってしょうがない(笑)。

私たちが戻った後も、

集客を続ける運ちゃんたち。

その集客人数は何人だったと思う?

これはね、

予想不可能だと思うよ(笑)。

 

ワゴン車で、

運転席と助手席、

その後ろに4列、

それぞれ3人ずつ座れるように

シートが作られてる。

つまり、普通に数えると

14人分のシートがあるってことね。

 

はい、それでは、

いったい何人この車に乗ったでしょうか?・・・・・

 

予想できた?

 

じゃあ、数えてみるね(笑)

運転席に1人

(これはもちろん)、

助手席に1

(もう少しで2人乗らせるところだったの)、

2列目にまず1組の夫婦が座り、

子ども1人はひざの上、

もう1人は運転席の後ろに

立たせている状態。

そしてその並びの1人席には女の子。

ここからが本番(笑)!

この夫婦と女の子が座っている

シートの間のすき間には、

正体不明の黒い長方形の物体が・・・

これはさらに1人座らせるための“シート”だった!!

3人席に大人4人!

3列目も同じく大人4人と子ども1人、

4列目も4人、

5列目にはお坊さんが3人。

さすがにお坊さんだからか、

そこはしばらく3人のままだった。

さらに運ちゃん以外の2人のスタッフが、

1列目と2列目の間にスペース確保。

つまり、子どもも合わせると

総勢22人で出発!

ここで話は終わらないよ(笑)

道中ミニバスを待っている人発見。

なんと大人3人追加です!!

1人は窓から入り、

お坊さんの隣りへ、

残りの2人は

運転席と助手席の間あたりに納まった。

 

さあ、答えはトータル25人!!

ありえないでしょ(笑)

日本じゃ絶対警察に捕まってます。

というか、その前に

そんな状態で乗りたい人がいないか(笑)。

 

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ガイドブックによるとね、

「都市間の移動は、飛行機を利用するのが最善。」

って書いてるの。

「ときどき強盗が出没することもある」

から

「日本の外務省では、空路移動をすすめている」

んだって。

「まだそういう国なんだ〜」

程度にしか思っていなかったけど、

「人生=旅」の彼も

初めて来た国だったから、

これまでの国に比べたら、

安心材料が少なかったんだよね。

前日は、

 

「強盗が本当に出たらどうしよう」

 

と正直不安になってました(笑)。

でもその不安、

あのアグレッシブ運ちゃんたちの様子を見てたら、

一気に消えたね。

あの面子なら、

強盗も逃げるというか、

あきらめる気がする(笑)。

警察に対してさえ、

物腰の強さが半端なかったもん!

この日だけだったのか、

いつもそうなのか、

通るところ通るところ

警官がいっぱい!

いろんなところに網をはってて、

よく止められたのよ。

初回は証明書みたいなものを見せて、

小さい紙切れをもらってたけど、

2回目からは

 

「もうさっきもやったよ!」

 

とでも言ってるのかな?

カンボジア語で何か叫び、

周りの人たちも笑い&何か言い、

警察も

 

「分かったx2」

 

みたいな感じでパス。

時々車内をのぞき込んで

何かをチェックしている警官もいたけど、

いったい何の検問なんだか?

あまりの回数に驚いたわ!

私でも

 

「またぁ〜???」

 

と思ったくらいだから、

ドライバーが

 

「またかよ!」

 

って叫びたくなる気も分かるよね(笑)

 

威勢の良さはそれだけじゃない(笑)

車のスピード&クラクションの量・回数も

半端じゃない!!

バスで7時間、

ミニバスで4時間という

所要時間にも納得よ(笑)

まだ舗装されていない

近道を使うっていうのもあるけど、

時速100kmは軽く出てたんじゃないかな。

だから、前の車を追い越すときはもちろん、

小さい村を通り過ぎる時は、

ずーーーっとクラクション鳴らしっぱなし。

ラオスもそうだったけど、

みんなクラクション好きよ。

 

カンボジアと言えば、

そう、アンコール・ワット!

アンコール・ワットの町へ

移動するための長距離バスは・・・・・

 

・・・・・んふふふふ。

 

今思い出しても笑える。

一昔前の、

戦後ぐらいの日本ではあり得たかなぁ・・・。

う〜ん。

今はないでしょ!

いや・・・ないことを祈る!

バスでの長い道中、

車酔いで気持ち悪くなっちゃう人がいるのは、

仕方ないことだと思うの。

ただね、

トイレまで済ませちゃうとは・・・。

通路を挟んで反対側に座っていた

カンボジア人の親子。

1つのシートにお母さんと

3歳くらいの女の子と

6歳くらいの女の子。

妹はひざの上、

お姉ちゃんはシートの下に座らせている状態。

それだけでもカンボジアの生活を

かいま見られたような感じだったけれど、

それだけでは終わらなかった。

(汚くてごめんね)

このお母さんが吐くわx2

添乗員に何枚もビニール袋をもらって

吐きまくり。

そしてあげくの果てには、

小さい女の子がビニール袋でおしっこ(笑)

お母さんのひざの上にしゃがませて、

お母さんがビニール袋で受け止めている状態。

あまりに長いから

大きい方までしてるのかと疑ったくらい(苦笑)。

その時はおしっこだけで救われたけど、

話のネタというか、

おもしろい経験としては

両方してくれちゃっても良かったけどね(笑)。

バスの後半は臭いとの格闘でした・・・。

 

ごめん、突然汚い話して!

 

でも、こんな経験めったにないと思うのよ。

だから伝えたくなっちゃって。

遭遇したことないでしょ?

 

もう1つは、

純粋におもしろいと思った話だから、

安心して(笑)

長距離バスが日本の遠足バスっぽいっていうのは、

前に話したよね。

遠足の帰り道、

バスの中では何をしてた?

これは時代によって違うのかなぁ?

私たちは、

寝るか映画を見るかの

どっちかだったの。

東南アジアの長距離バスも同じ。

映画もあったけど、

ミュージックビデオがほとんどだったね。

カンボジアに入ってから気付いたのは、

その歌が、

日本の一昔前を感じさせる、

演歌や歌謡曲のようなことが多いってこと。

“ポップソング”のようなものが

1つだけあったけど、

そういう曲になると

ヘタさが目立っちゃうのね(笑)

演歌調の方が合ってたと思う。

そして、ビデオの作りとしては、

ボールルームダンスって言うんだっけな?

ステップを踏んでいるだけの人が、

歌っている人の周りにいる。

もしくは、

不倫、浮気、実らぬ恋、失恋、事故、病気、自殺といった

アンハッピーなストーリー仕立てになっている。

これも「日本の一昔前」って感じしない?

アンハッピーなストーリーは、

流行りの韓流ドラマを思い出させたけど(笑)。

1つだけ異色だったのは、

演歌調の歌なのに

ポップ・ダンスをしてるミュージックビデオ。

これは何かがアンバランスで、

ダサかった・・・(苦笑)。

ただ、思ったのは、

 

「これ、日本の影響でしょ!?」

 

って突っ込みたくなるポップアイドルたちが、

タイに増えてるということは、

そういう風は、

確実に東南アジアに広がりつつあるんだよね。

カンボジアも例外じゃないはず。

何年か後にまた行ったら、

レベルアップしたダンスが

見られるようになってるかなぁ?(笑)

 

ミュージックビデオの中で、

忘れられない1曲があったの!

なんと日本の歌謡曲のカバー!

と言っても、

私にとっては単なる「日本の歌」だけでは

終わらないものだったの。

それは、

吉永小百合と五木ひろしの

デュエット曲「いつでも夢を」。

ちょっとアップテンポにはなっていたけど、

間違いない!

あなたの親世代は

この歌を知っているかな?

ちょっと古いかな?

吉永小百合は私の親世代に

ファンが多いんだわ。

カンボジアの曲が

日本の昔の曲っぽいというのも

納得できる。

あの時代が今

カンボジアにあるのねぇ!

これはおもしろいタイムスリップ!!

私の父もファンの一人でね、

実はこの歌、

カラオケで一緒に歌った唯一の歌なのよ(笑)。

 

アンコール・ワットの町で重宝したのは、

レンタル自転車。

 

「レンタル料金の違いはなんだ?

 安いので良いよ。

 見かけはボロくても

 走れば同じだから。」

 

と思っていた自転車、

初めて「料金の違い」を感じたよ。

タイヤって歪むのね。

その歪みって、

けっこう体力奪うし、

長時間こいでると

乗り心地が悪くなるのね。

この時まで全然気にならなかった。

舗装された道路をこいでることが

多かったからかな。

とても良いとは言えない状態の、

何もないただの一本道で、

さらに太陽サンサンだったこの時は、

「タイヤの歪み」に

気付かないワケにはいかなかった。

歪みからくるムダな動きは、

体に負担が多い!

この時以来、

バカ安いレンタルは使わないようになったね。

そして出会った良いレンタル自転車は、

なんと日本製!

捨てられたものだったのかな?

名前が書かれたままでね、

東京のどっかの誰かさんの

持ち物だったっぽいよ。

不法投棄されたり捨てられたりしても、

まだ使えるものはこういうところに

安く売られているのかな?

日本製の物の精度の良さは

有名だからね。

盗まれたあなたの自転車も、

アジアで再会したりして!

でも、

日本でタイヤが歪んだ自転車に乗ってる人、

けっこういるのよね。

一度歪みが気になったら、

つい見ちゃう(笑)。

「制度の良さが売りの日本製」が、

どんどんビジネスの波に

飲まれているような気がするよ・・・

って、これも別の話。

カンボジアの自転車話に戻らなきゃ!

 

自転車を借りたアンコール・ワットの町、

もちろんアンコール・ワットまでも

自転車で行ってきました!

 

「自転車で辿り着いたそこは

  !!世界遺産!!

 アンコール遺跡と呼ばれるエリアを、

 縦横無尽に動き回る!」

 

なんとステキなアドベンチャーな響き!!

なんだけどね、

実際は・・・とてもシンプル(笑)

「自転車でアンコール・ワットに辿り着けた」

のはうれしかったんだけど、

道がしっかり舗装されててね、

しかもすっごく広く造られてて、

ただただ真っすぐの一本道なの。

「遺跡に辿り着く」にしては、

単調過ぎちゃって。

「ジャングルに眠る遺跡」

のイメージは一気に崩れたね(泣)。

さらに、その後待っていたのは

「自転車を停めさせてあげるから

 何か買って」攻撃。

貧乏な国特有のビジネスは、

雰囲気を壊し続けてくれたよ(泣)。

これは後でしっかり愚痴らせてもらうね(笑)。

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うわぉ!語りまくったねぇ〜。

まさか乗り物だけで

こんなにネタがあるとは!

これでもけっこう省いたのよ!

自分でもビックリだわ(笑)。

あなたもこの6ヶ月を

ちょっと思い出してみてよ。

どんな乗り物に乗った?

行き帰りの電車だけってことはないでしょ(笑)?