旅してみたら、「旅してみたら?」

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警察にはワイロだ!

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バリにいる間、

使い続けたレンタルバイク。

これがねぇ〜

いろんなストーリーをくれたのよ(笑)。

 

何と言っても

ずば抜けておもしろいのは、

警察との駆け引き話!

 

バリの警察事情はよろしくない。

警察のお小遣い稼ぎは、

けっこう有名な話。

中には昼頃になると

 

「“取り締まり警官”が増える」

 

という説もあるくらい。

どうやら昼食代を稼ぐために、

旅行者狩りに出るらしいよ。

旅行者に限らず、

バイクを貸す地元の人ですら

その警察事情を心得ていたから、

相当なんだと思う。

そんなハプニングを経験できた私たちは、

ラッキーと言えるか!?

 

まず、何が起ったかというと、

“交通違反”で捕まったの・・・。

と言ってもね、

地元の人だったら絶対無視だったよ!

相手が外国人だと、

1秒や1mm単位のものまで見逃さない!

お金をゲットできるチャンスだからね。

 

私の失敗は、

横断歩道にタイヤが乗っちゃったこと。

赤信号で止まった時、

車線を間違えちゃっててね、

他の車の邪魔になるから

ちょっと動いたの。

そうしたら、

そこにあったのが横断歩道。

勢い良くど真ん中で止まったワケではなく、

バイクを押して動かして、

しかもちょっと乗っちゃっただけで、

 

「はい、違反。」

 

気付かないフリして逃げたけど、

しつこく追っかけてくること!

罰金払えと言われ、

 

「そんなのおかしい」

 

と粘っていると、半額に下がり、

 

「お金がない」

 

と粘り始めると、

チケットを渡そうとする。

あげくの果てには、

何もしていない彼にまで

同額の罰金を要求してくるのよ。

 

よし、こうなりゃワイロ作戦だ!

 

1円だって払いたくないけど、

罰金に比べれば1/10の金額。

 

「これを受け取って見逃してくれ〜!」

 

と、粘ったら、

あの警官、受け取ったね(笑)!

マジメさんに見えたけど、

やっぱりバリはバリ。

ワイロ作戦大成功!

 

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それにしても、

ワイロって響き悪いよねぇ(笑)。

 

実はこの時、

交通違反だけじゃなく、

無免許運転でもあったの(苦笑)。

考えなくても

私たちが悪いことをしていたのは重々承知。

でもね、

外国人には厳しく交通違反を取り締まり、

罰金でお小遣い稼ぎしようとし、

違反をとりやすいように

“国際免許を必要な国”

と勝手に言っている。

 

ずるいっ!

 

正式には国際免許は使えない国なのよ、

インドネシアは。

 

海外旅行先で運転する予定がある人は、

国際免許証を持って行くっていうのは

基本の基よね。

ただ、それは国際免許証が使える国に行く場合だけ。

使えないのを分かっていて

持って行く人はいないでしょう。

 

インドネシアは、

国際免許の協定を結んでないから使用不可。

正式には、

旅行者用の現地の免許証を

取得する必要があるらしい。

それなのに警官は、

 

「次回は国際免許を持ってこい」

 

なんて言うんだよ!

警官たちは正式な情報を

知っているのかねぇ?

 

興味深いのは、この後の情報!

バリの免許事情について

ネットで検索してみたら、

おもしろいのが出てきたの!

あるバリの総合情報サイトには、

 

「国際免許の協定は結んでいないが、

 提示すれば実質的にレンタルは可能。

 しかし、警察に止められた時

 トラブルになる可能性がある。」

 

と書いてある。

ふむふむ、これは想像できる。

そしてもう1つ、

ある海外移住情報サイトには、

 

「国際免許でレンタルはできるが、

 正式には協定を結んでないので違法。

 デンパサールの運転免許試験所で

 旅行者用現地免許証が発行可能。

 英語でのペーパーテストあり。

 英語が分からない人は

 ワイロで答えを教えてもらえるらしい。」

 

とある。

 

ワァオ!

 

やっぱりワイロがあたりまえなんだ(笑)!

ね〜、おもしろいでしょ!

 

私たちの駆け引き話は笑い話にできるけど、

地元の人の話はショック!

 

「どこの国も・・・」

 

という言葉が、

つい漏れてしまうくらい。

 

バイクを貸し出す際、

免許の有無は確認しなかったけど、

警察に呼び止められた時の対応は教えてくれたの。

 

1つ目は切実だった。

 

必ずバイクの登録証は返してもらうこと!

 

それを取られてしまうと、

そのバイクは使えなくなってしまう。

更に、その登録証を“物質”に、

貸し出し者がお金を請求されるらしい。

ある人は、バイクを引き取りに警察に行った際、

“借りた人が払わなかった”とされる罰金分と、

更に追加料金も請求されたんだって。

これを話していた主人の目、

忘れられないなぁ。

 

そして2つ目は、

 

Rp.50,000(ルピア)以上は払うな、

 

ということ。

警察がお金を要求してきたら、

Rp.50,000あれば充分らしい。

これは友達や他の旅人からも同じことを聞いたから、

間違いない。

おまけの話としては、

うっかりお財布を警察の前で開いてしまった人は、

更に要求されたらしい。

セコいと言うか、

なんと言うか・・・。

被害を最低限に抑えるためには、

Rp.50,000分を別にし、

お守り代わりにポケットに入れておくことね。

おっと、突然通貨の話をしちゃったけど、

これも詳しくは後でね。

 

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あ〜も〜、この警察とのやりとりが、

かなりのビッグイベントだったから、

この後の話が

大したことないように聞こえちゃう。

でも、あなたの想像力を信じるわ(笑)。

 

はい、想像して!

 

警察とのやりとりをなんとか切り上げ、

 

「さあ再出発!」

 

とバイクを走らせ始めて間もない頃、

 

「彼が!いないっ!!」

 

私の後ろを走っていたはずの彼が

いなくなっちゃったの!!!

道端に停まって待ってたけど、

全然現れない!!!!

マジあせったよぉぉぉ!

めっちゃ緊張した出来事の後だっただけに、

泣く寸前までいったもん(笑)。

覚悟を決めて先に進むことにしたんだけど、

いつまでたっても彼が見えない!

と言っても、

実際は数秒か数分しか経ってなかったと思うけどね(笑)。

どこまで進むべきか、

どこで止まればいいのか、

携帯もないし、

どうしたらいいのか、

 

「あぁぁぁぁぁ〜もぉぉぉぉぉ〜(泣)」

 

と思ってたら、いたっ!!

彼が見えた!!!

あぁぁぁ〜もぉぉぉ〜

どれだけホッとしたことか!!

どうやら、私を通り越して、

先を行ってたらしい。

抜かされたことに全然気付かなかった!

彼の顔を見た時に、

思わず泣きそうだったよ。

 

バイクを借りた時、

 

「バス1台通り越しただけなのに、

 友達とはぐれちゃったんだよね。」

 

って、彼がインドに行った時の話をしてくれたんだけど、

 

「そのくらいではぐれるワケがないじゃん」

 

って、高をくくってたんだよね。

でも、何もないところで突然見失うなんて!

ひやひやの連続に、

この時はさすがに心が疲れたよ(泣)。

 

しか〜し、

この出来事を不運と言うべきか、

幸運と言うべきか、

警察回避につながったのよ。

次の大きな交差点で、

警官が交通整理しててさ、

もし彼を見失うというハプニングがなければ、

また捕まってた可能性もあったってワケ。

 

ということで、

私たちが出した結論。

 

「全てのハプニングには意味がある!

 私たちは2人ともラッキーな人だから、

 この良い運は続く!!」

 

すごくポジティブな2人です(笑)。

 

よし、バイク話の締めに、

もう1度警察の話をしよう(笑)!

 

警察対応の免疫ができてた私たち、

バイク最終日に検問に引っかかった時は、

役者になってたねぇ(笑)。

バイクの登録証と免許提示を求められ、

指示に従いつつ、

 

「国際免許じゃないとダメだよ」

 

と言われても、

英語が良く聞き取れないフリをしながら、

ちょっとぶりっ子してたの(笑)。

そして、最後のやり取りは、

 

(私)「前に警察に会った時はOKだったけど」

(警察)「どこで?」

(私)「クタで」

(警察)「バリは初めて?」

(私)「イェス」

(警察)「OK、今日は注意だけだ」

 

そしてスマイル!

イエ〜イ!!

注意だけで罰金なしでした!!

警察によってこうも対応が違うとはねぇ。

おもしろい(笑)。