旅してみたら、「旅してみたら?」

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乗りこなせ!現地の乗り物集(ラオス編)

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やっぱり旅に出ると、

いろいろ怠惰になるわ〜。

パソコンに向かってる時間が、

もったいなく感じちゃうのよね。

でも、今日は風邪気味なので、

心地良い宿でのんびりするのも悪くないってことで、

久しぶりのアップです。

中米にいるけど、

東南アジアの情報発信、続けるぞ〜!!

 

 

その5)ラオスでの乗り物

 

地理の授業で出てきたメコン川!

覚えてる?

地理は好きじゃなかったけど、

「メコン」という名前だけは覚えてる。

そのくらい有名(?)な川に、

運んでもらえたなんて!

 

「メコン川を2日かけて下った旅路」

 

な〜んていう響き、

かっこよくない(笑)?

 

日本にも川はたくさんあるけど、

さすが大陸の川はスケールが違う!

なんとか言葉で表現しようと思ったんだけど、

私はあの壮大さを表現するだけの

語彙力がないみたい(苦笑)。

 

悔しいっ!!

 

でも、ぜひこれは一度は乗ってみてもらいたい。

世界観変わるよ〜。

どにかくボートからの景色は見事!!

海ばかり見ていた後だったから、

平で静かな流れの川がちょっと目新しい気分。

波がないから、ボートも揺れずに

滑るようにして進んで行くのよね。

岩の間を流れが渦巻く激しさを見せたり

大粒の雨が降ったこともあったけど、

それでも揺れずに前進する。

川の広さを実感よ。

水は濁っているけど臭くなく、

見慣れると気にもならなくなり、

風を切って静かに進んで行く船路は、

選んで正解だったと思う。

 

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時々、「中国?」と思わせる景色も、

山と川だとあるのよね。

ま、ラオスの北は中国と国境を接しているから、

似ててもおかしくないか。

もう、正に母なる川。

2日連続6〜7時間乗ってたと思うんだけど、

飽きることがないっていうのに、

不思議なパワーを感じたよ。

ぼ〜っとすることの心地良さ。

今の時間の使い方じゃ、

なかなか感じることができないんじゃない?

 

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ラオスでも長距離バスを重宝。

山越えに利用したのは、

「ミニバス」と呼ばれているワゴン車。

何度も言っちゃうけど、

大陸の景色は壮大よ!!

圧巻よ!!

 

「人間ってちっぽけだ!」

 

と思わされることも、何度あることか!!

いくつの山を越えたか分からないけど、

気付くと周りの山々を見下ろすところに来てたのよね。

全く民家が見えない自然、

人の手がまだまだ入っていないだろう

木々で覆われた山々、

そして雲が見事に目の前に広がる。

あなたはドラゴンポール世代?

だったら話が早い!

子どもの頃の悟空が筋斗雲に乗って、

山々の上を飛んでるところ、

思い出せる?

想像できる?

まさにあの景色!

筋斗雲に乗ってる気分になれる(笑)。

 

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山道は全て舗装済み。

どうやら道路が整備され始めたのが

遠い昔ではないみたいで、

「切り開かれたんだなぁ」という、

何とも寂しい気持ちが胸に広がったことが、

道中幾度も。

さらに、複雑な不思議な気分になったのは、

山越えをする一本道の両側に、

時々現れる小さい集落を見た時。

バナナの葉かヤシの葉か、

植物で編んで作られている高床式の家を見ると、

まだ“近代的”とはほど遠い生活をしてるんだろうなぁ、

と感じつつも、

服装を見るとTシャツ、ワイシャツといった

私たちと変わらない物も着ていているのよね。

 

「この道が開通した前後で、

 この人たちにどれだけの生活の変化があったんだろう。

 何台もの外国人を乗せた車・バスが通るのを、

 どんな気持ちで見ているんだろうなぁ・・・。」

 

って、ちょっともやもやしてた。

 

この旅では、

いろんなバスに出会ったけど、

「スリーパーバス」という夜行バスには

ショックだったわ(笑)

寝台バスとでも言えるのかなぁ?

座席が平で

マットレスが入っているベッド状になってるの。

ポスターでは、

そのベッド状になっているスペースの上に、

人が1人座ってポーズしている写真があったから、

1人でそのスペースを使える」

と思ってたんだよね。

寝るためだったら

全然大き過ぎるスペースじゃなかったし。

そうしたらさ、

いや〜、驚いたね(笑)

普通のバスと同じ、

通路の両側に2つずつナンバーがあって、

1人で使える”と思っていたスペースは、

2つのナンバー分。

つまり、2人分のスペースだったの!

 

ちょ〜ビックリ!

 

私は彼とだから良かったけど、

それだけのスペースで、

知らない人と一緒に寝ることになる人もいるのね!

 

はぁ〜。

 

“スリーパー”と言っても、

結局はバスの1人分の座席スペースしかありませんでした(笑)。

良いビックリは車内トイレのキレイさ!

汚いことを想像してて、

意外とキレイなことが多いのよ。

臭くもないし。

トイレだけでなく、宿もそう。

“貧しい=汚い”という偏見が、

私の中にあったかな。

 

そうそう、ラオスに入った時、

何だか分からない違和感があったの。

それは、車が右側を走ってるってこと。

日本を出てからオーストラリア、バリ、シンガポール、マレーシア、タイまで、

ずっと車は左側だったのに、

久しぶりに車が右側を走ってたから、

変な感じだったのね。

どうやら左側通行というのは、

イギリスの影響らしい。

 

じゃあ、ラオスは?

そう、元フランス領!

 

カンボジアもそう。

だからこの2国は右側通行なのね。

はぁ〜、車の走り方に歴史が関係してるなんて・・・。

こういう

 

「ちょっとした発見が楽しい」

 

ってことを最初に知っていれば、

歴史の授業の印象も変わったのにねぇ、

と思う今日この頃。

ちょっと話が脱線したね(笑)。

 

シンガポールで電車に乗った時に続き、

日本が懐かしくなったのは乗用車に乗った時!

宿で迎えの車を待っていたら、

ミニバスでもソンテウでもない、

普通の乗用車が来たの。

しかも日本車!

自家用車なんて久しぶり。

それにさすがに日本車は乗り心地が良いね!

迎えだけじゃなく、

次の町まで行くのもその車と知った時は内心ウキウキ!

こんなリッチな気分、

久しぶり中の久しぶりよ(笑)!

でも、そんなリッチ気分を味わえたのは

ほんのつかの間。

 

何で気付いちゃったんだろう?

気付かなかった方が気持ちは楽だったのに・・・。

でも気付いて良かったんだよな。

 

あのね、

運転手がそわそわ落ち着きがないことに

気付いちゃったの。

 

「どうしたんだろう?

 何かあやしい。」

 

と思っていたら、案の定、

目が閉じたっ!!

11:00pmでバーも閉まるラオスだけど、

さすがに土曜の夜は何かあったのかな?

迎えに来たのが日曜の7:50amだったから、

何かあったら完ぺき寝不足よね。

さすがに2回目に目が閉じた時は、

話しかけてたね(笑)。

こんなとこで死にたくない!

しかも普通の車事故で(笑)。

 

タイ、ラオス、カンボジアは乗り物が似てる。

特に旅行者に人気のトゥクトゥクは、

国によって町によって形を変えて存在する。

マレーシアでは見てないと思うんだけど、

南側のタイと国境を接しているところはどうか・・・。

この辺も歴史を勉強してみると

おもしろそうなポイントよね!

興味ある人は、

ちょっと検索してみて!

 

私たちはラオスで

2回トゥクトゥクを利用したんだけど、

1回目の“トゥクトゥク”は

どう見てもタイのソンテウ。

運ちゃんによると、

ラオスではその乗り物が“トゥクトゥク”なんだって。

ところが、首都のビエンチャンでは、

バイクが荷台を引くような形をしているものが

トゥクトゥク。

荷台が客席になってて、

2人ずつくらいが向き合って座れるようになってるの。

こっちの方がタイのトゥクトゥクに形は近いけど・・・。

まあ、それは後で調べてみることにして、

話を先に進めましょ(笑)。

 

首都ではね、

ヒッチハイクにトライしようと思ってたの。

 

「ラオスの人はフレンドリーで、

 交渉次第で乗っけてもらえるよ。」

 

って他の旅人に聞いたもんで、

やってみたかったんだよね(笑)。

ヒッチハイクこそ、

「旅」って感じするでしょ!

でも、幸か不幸か、

その前に安いトゥクトゥクを

見つけちゃったんだよね(笑)。

郊外のバスターミナルから

中心街まではおよそ3km

ローカルバスはないみたいで、

トゥクトゥクしか足がないらしい。

 

「これはヒッチハイクに良いチャンス!」

 

と思って通りに出るため歩いていると、

トゥクトゥクドライバーたちが

さかんに話しかけてくる。

日本円で考えると

250300円くらいだけど、

現地通貨で考えると、

もう少し値切りたい(笑)。

向こうの通貨で

 

30でどうだ?まけて25だ!」

 

って、次から次へと違うドライバーが来るけど、

 

20なら乗ってあげる」

 

と言うと、

みんな「あり得ない」って顔して去って行く。

最後の兄ちゃんは、

一度は“あり得ない顔”をしたんだけど、

 

「あ〜も〜20でいいっ!

 11020だ!来いx2

 

と言うから、半信半疑で付いて行くと、

すでに3人のラオス人のお客さんが乗車済み。

なるほどね!

すでにお客がいるならば、

安くてももっと乗せられたらラッキーだもんね。

これは私たちにもラッキー。

20もウソではなさそう!!

ただそのトゥクトゥクが古い!

もう1人乗ったら、

前が浮いちゃうんじゃないかって感じ。

エンジンもフル回転で、

後ろから煙を吐き飛ばしながら(?)

がんばってくれたよ(笑)

 

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この「110」という値段、

まんざらでもないみたい。

3人のラオス人も30払ってたから、

ラオスの「地元民価格」だったんだと思う。

ね、交渉次第でしょ!

 

ビジネスをゲットするためには

アグレッシブなラオス人だけど、

根はやさしいっていうのもここで実感。

この運ちゃん、

宿の目の前まで連れてってくれて、

しかも車内に置き忘れたガイドブックを、

私たちを追いかけて持って来てくれたの!

ナイスな兄ちゃんだったぁ!

旅行者として行っちゃうと分かりづらいけど、

人間対人間で接することができた時は、

けっこう「心のあったかさ」を感じることが多いと思うよ。

 

日本の懐かしさを感じた次は、

日本ではまずできないことをやってみたの。

それはレンタル自転車で散策してた時。

舗装されていない道を走ってたら、

工事現場に行き当たったの。

道はそのまま続いてたんだけど、

奥には重機が入っていて、

明らかに工事現場と分かるところ。

日本だったらしっかり幕で囲まれてて、

「危険」とか「立入禁止」のサインが

あちこちにあると思うんだけど、

そんなの1つもないの。

しかも、舗装されている道が急になくなってたら、

「あれ?」と思えるでしょ?

でも、ラオスでは町の中心を離れると、

土のままの道やでこぼこ道があたりまえだから、

「あれ?」と思えるタイミングが微妙なのよね(笑)

 

「入っちゃいけないワケではなさそうだから、

行けるとこまで行ってみちゃうか!」

 

ということで進んでみたら、

橋になる道路の建築中。

そこは小川が流れてて、

ちょっと谷になっているところだったの。

そこに道路を通すための土台作りをしてたのね。

いつも出来上がったものの上を通るばっかりで、

建築中なんてしっかり見たことなかったから、

思わずじーっと見ちゃった(笑)。

たぶん怪しがられたと思う(笑)。

 

工事中とはいえ、

工事の人が行き来できるように、

小川の上に小さい一本道が仮作りされてたから、

私たちもそこを使わせていただきました。

「工事現場横断」なんて、

なかなかないよね〜。