旅してみたら、「旅してみたら?」

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(国境越えは、)・・・川路!?

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次の国境越えは「川路」とでも呼べるのか(笑)?

辞書によれば、

川路とは「川に沿った道。また、川へ行く道。」

という意味らしいけど、

この際、意味は違っても使わせていただきます(笑)。

 

メコン川をボートで横切り、

川路での国境越えはタイ〜ラオス間。

川で区切られた、

特に地理の授業でその名が出てくるほどの

大きな川で区切られた国境は、

壮大で、時に不思議な気持ちにさせる。

 

目の前に隣りの町が見えるのに、

その間に流れるのは母なる川メコン。

人間の力など及ばない

自然の水の力が悠々と流れている。

この川で隔たれている町は、

それぞれ違う国に属す。

その違いは何なのか・・・とね。

 

タイ側の川岸に宿を取ったから、

部屋から反対岸のラオスの夜景を見てると、

ふとそんな気持ちになったのよねぇ。

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さて、今回の国境では、

初めて国籍の違いを感じることになったの。

 

それはビザ事情。

 

イギリスと日本、

どちらも入国の際

問題になることが少ないパスポートで、

この2国のビザに違いがあることは

今までなかった。

ところが、ラオスだけは違った!

 

日本人は15日以内の滞在なら

ビザなしでOK20115月当時)、

イギリス人は絶対要ビザ。

ビザの発行料金もイギリス人の方が高い!

 

珍しい!

日本がイギリスより強いなんて(笑)!!

 

イギリスの力はその昔、

世界中のあちこちまで及んでいたからね。

その影響で、

今でもイギリスのパスポート所有者への待遇が良いところは多い。

そのイギリスよりも

日本のパスポートの方が強いなんて!

 

彼はパスポート提示が必要なところも、

私は見せずにスルー。

めったにない優越感を感じられました(笑)。

 

国境越えを徒歩で味わえるとはね!!

それはラオス〜カンボジア間が初。

バスで国境近くまで行ったら遮断機が下りてて、

それ以上バスは立入禁止。

出入国管理審査カウンターは100mくらい先にあって、

そこまでは歩いて行くことに。

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よく考えると、出入国の手続きを同じ場所でやる時は、

出国カウンターの次に

入国カウンターまで“歩く”んだから、

いつも“徒歩での国境越え”になるのか??

ま、細かいことはこの際ど〜でもいっか(笑)!

「列車での国境越え!」

「徒歩での国境越え!」

という響きで、

ウキウキ感出るもんね(笑)。

 

ここで驚いたのが

出入国審査の係員の対応。

ほぼ全員日本語で

「アリガト」

ってあいさつしてくれたの!

この旅初の対応よ!

 

1つの大陸に国が複数あるということは、

あたりまえだけど、

国と国が接するところは全て国境。

通れないところ、

地元の人だけが利用しているところ、

多くの旅行者が利用しているところ、

と様々な国境がある中で、

今回私たちが通ったのは

ジャングルの中。

バックパッカーはいたけど、

ツアー客は見当たらず

(オフシーズンっていうのも関係してると思うけど)。

当然日本からのツアーが通るとは思えない場所。

日本人のバックパッカーが

どれだけいるか分からないけど、

そのうちの何人がここを通るかも分からない。

そんな場所でも、

パスポートを見て日本人だと分かると、

「アリガト」って挨拶してくれる。

ほんの一言だけだけど、

世界で唯一日本でしか話されていない言語での挨拶を知ってるなんて!!

うれしいビックリと、

久しぶりにちょっぴり心が和んだよ!

 

そして、この後は

タイとマレーシアに再入国。

再入国ももちろん陸路で。

陸路での国境越えは、

何度やってみてもちょっと不思議な気分。

 

「自分が生まれ育ったところは島国なんだなぁ」

 

とその都度再認識させられるのよね。

 

カンボジア〜タイ間は、バスで行って、

出国審査と入国審査を徒歩で回り、

またバスで移動と言う慣れたパターン。

 

新しい経験が待っててくれたのは、

タイ〜マレーシア間。

バンコクからマレーシアの東側の国境の町

スンガイ・コーロクまでは列車で移動。

前に乗ったマレー鉄道の北側の部分ね。

この国境は治安の悪さが

ちらほら聞こえてくる場所だったんだけど、

規制がかかっているワケではなかったから

行ってみることにしたの。

 

そうしたら、悪い噂の正体を

ちょっとかいま見ちゃった!

 

国境1つ手前の駅から乗ってきたのは、

ライフルを持った軍服の2人!

他の車両にもいたと思うし、

通過する駅にも軍人の姿が。

さすがに乗客は地元の人ばかりで、

他の旅人は見当たらず。

駅で2人見つけたけど、

探さないと見つからないくらい

旅人が少ないって言うことは、

やっぱりみんなこの国境を避けているのかな?

 

下車した後は町には入らず、

国境に直行、

そのままマレーシアに渡ったけど、

後で出会った旅人によると、

町中には兵士&戦車まで出てたって。

 

ニュースだと危険ポイントだけクローズアップされるけど、

実状は、通過するだけでは見られないものね。

 

さあ、そのタイ〜マレーシアの国境越えは、

「徒歩で渡った感」たっぷりの場所だった!

出国審査カウンターと入国審査カウンターの間に

距離があってね、

橋まであったから、

 

「タイを出ました!

 マレーシアまで歩きます!

 今、マレーシアに入りました〜!」

 

って実況中継できる感じ(笑)。

ね、「徒歩で渡った感」バッチリでしょ!

 

そこで待っていたもう1つの新しい経験は、

入国審査カウンターでの勘違い。

スタンプを押してもらって、

日付を確認したら・・・

 

「あれ?

 30日までしか滞在できない?

 前回は90日までOKだったけど!?」

 

係員によって

滞在可能日数が変えられてしまうこともある東南アジア。

だから入国審査カウンターでは

いつも変な緊張があるんだけど、

 

「まさかここでとは!?

 でも、何かの間違いか?

 彼のは90日になっているし・・・。」

 

ちょっと恐る恐る窓口に確認してみたら、

 

「タイ人だと思っちゃったわ〜!

 あはは〜!」

 

って笑いながら90日にしてくれたよ(笑)。

東南アジア、

良いか悪いか分からないけど、

日本に比べて何かがおおらか。

おもしろい!

 

だけど、この

「アジア人に見える」

ということは、

この旅の間中私にまとわりつき、

変なストレスをくれちゃったのよね。

 

ま、この話はまた後で。