日本人感覚vs欧米人感覚(1)
今回の旅は全くの予定外。
最終目的地が日本なんて!?
オーストラリアに出てからは「脱日本!」「脱以前の私!」を感じるため、
西洋文化の中を何年か漂ってみるつもりでいたから、
日本に帰るつもりはこれっぽっちもなく、
日本に近いアジアなんていう選択肢も、もちろん考えもしなかったわ!
だって、日本出身の私にとって、
アジアの国々は一昔前の日本とあまり変わらないイメージだったんだもん。
あなたはアジアに行ったことある人?ない人?
ない人に聞きたい!
アジアって、「昔の日本」ってイメージない?
こんな機会がなかったら、アジアに目を向けることはなかったかもしれない。
意外や意外!アジアっておもしろい!
というか、異文化がおもしろいんだろうな。
もちろん「昔の日本」を感じさせるところもあるけど、
それが逆に興味深い。
それにしても、最終目的地が日本!?
そんなに早く戻りたくないっ!
ところが「家族の事情」により帰国は免れない事態に(泣)。
免れないのであれば、
「飛行機でただ帰るんじゃ、あまりにも味気ない!
アジアの国々を回り陸路で帰ろう!」
ということで、予定外+予想外+希望外に、
東南アジア経由日本行きが計画されたのさ。
「家族の事情」、どんな事情か想像できる?
親の言うことは理解できなくもないけど、
「めんどう」と思ってしまうのは子どものわがままか?
それとも、私が人間感覚を失いつつある証拠か・・・(苦笑)。
この話はちょっと複雑。
話の脱線が多い私が上手くまとめて話せるかどうか・・・
不安はあるけど、ちゃんと付いてきてね(笑)。
時をさかのぼること2010年11月、旅に出る3ヶ月ほど前ね、
母親が私を訪ねてシドニーに来たの。
オーストラリアに来たことがなかった母は、
私の滞在期間中に、一緒に旅行をするのを楽しみにしていたの。
一緒に旅行自体は問題ないんだけど、
すでに半年以上西洋文化に浸かっていた私、
もともと日本人らしくない何かを持っていた私の感覚は、
母の想像以上に変化していたんだな。
悪いことに、その変化の大きさに、
私自身が気付いていなかった!
「自分らしく生きられてる〜♪」という喜びはあったけどね(笑)。
さあ、その変化のせいで何が起ったか!
この時、私はすでに彼と一緒に住み始めていた、
と言っても、2人っきりではなく、
私が住んでいたシェアハウスの部屋に、彼も合流しただけのこと。
母にはそのことは伝えてあったし、
母が泊まることも問題ないと伝えはしたけど、
ここから話がねじれにねじれて、
一旦解決したかと思いきや、
旅行中ももつれにもつれ続け、
何を話したのか、どうやって解決したのか・・・
正直覚えていません(笑)。
最終的には彼が上手くまとめてくれました(笑)。
まだベールに隠れている彼の存在。
彼との関係を語らなければ、この話はスッキリしないね(笑)。
彼との出会いは、これまた時をさかのぼること2008年、
当時日本在住だった私たちは、職場が同じ仕事仲間だったの。
と言っても、一緒に働いたのは半年程度。
彼は旅人生に戻るために退職し、国内外をあちこち飛び回っていたからね!
私たち2人は会った時から何かがシンクロしてたの。
「双子」と呼び合うくらい仲が良かったし、
同僚だった時もその後も、何かというと一緒に出かけてた。
ルームシェアをしていたこともあるくらい。
中でもおもしろいシンクロは、
同時期にオーストラリアに行くことになったことよ(笑)。
出会った時、すでにオーストラリア行きを決定していた彼の予定が延期になり、
オーストラリアに興味を持ち始めていた私が渡豪を決行。
その時期が偶然同じになるなんて!
人生のいたずらとはこういうことか(笑)?
人生ってホントにおもしろい。
何がどうなるかとことん未知だからね!
同じオーストラリア国土内にいても、
メルボルンで学生という彼と、
シドニーでワーキング・ホリデーという私。
2人ともやりたいことをやり続け、それでも連絡は取り合っている日々。
お互いの家を訪ねたこともあったよ。
ちなみに、ここまでず〜っと友達です。
双子という友達だったの(笑)。
そして、それぞれ次のステップも考え始める時期になった時、
突然!ホント突然!!2人とも悟っちゃったの。
「私たち一生一緒なんだなぁ〜」って。
不思議でしょ(笑)。
ただ、ここでの問題は、
私の感覚的にそんなに大きな変化がなかったこと。
彼もそう。
今までもあたりまえのように一緒にいたから、
それが「一生続くという確認」をした感じだった。
だから、私たちの中では「ずっと一緒」というだけで、
“結婚”と言われるとピンとこなかったの。
“結婚”と言うと、「人生の大イベント!」って感じでしょ?
でも、その感覚に欠けてたんだな(笑)。
彼と一緒に住み始めた時「合流しただけのこと」と思ったのも、こういう理由から。
前にルームシェアしたこともあったし、
その時も母親には伝えてあったから、
今回も同じ感覚だったのよね。
旅の話から思いっきり脱線したねぇ(笑)!
でも、どう?付いてきた?
どんな事情か分かった?
そう、結婚報告のため、結婚相手を父親に会わせるための帰国。
彼は学生が終わった後、勉強したことを生かして仕事するために、
そのまま海外を飛び回る予定でいたの。
それに私も同行するとなると、
いつ帰国できるか(するか)分からない状態。
確かに、こういう言い方をすると、
「帰ってこい!」と言うのもムリないとも思えるね(笑)。
でもね、裏にはもっと複雑な話があったし、
バカにならないのよ、航空運賃!
父親に会うためだけに飛行機で日本へ、
そしてすぐまた飛行機で海外なんて、
お金も時間も燃料もムダにしすぎる!
そこで考え出された案が、旅だったんだけど・・・
新たに勃発した問題については、
次で話すことにするわ。
そろそろ読み飽きてくる長さになったからね(笑)