旅してみたら、「旅してみたら?」

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「読書」に再会

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読んだね〜。

 

「こんなに読んだの初めてじゃない?」

 

って言うくらい、

本を読んだのよ!

6ヶ月で13冊!!・・・そう考えると、

そんなに多い数字でもないねぇ(苦笑)。

でも、私にしたら、

良く読んだ方なのよ!

会社勤めしてた時は、

 

「何ヶ月同じ本がバッグに入ってんの?」

 

って感じだったのに、

1日で1冊読んじゃったこともあっくらい!

読書が止まらないなんて、

そして止めなくて良いなんて!

旅がくれる時間って、ステキねぇ〜!

 

あなたは本を読むのは好き?

私は嫌いではないんだけど、

ただ、活字の羅列を目で追うのが苦手でね。

読み始めは追うのに必死になっちゃって、

リズムをつかむと言うか、

ペースに乗るというか、

本を楽しむことが二の次になっちゃうの。

その本に入り込むのに時間がかかるのよ。

ストーリを頭の中で描けないと、

先に進めないし。

逆に入り込んじゃうと、

抜け出すのが大変!

だから、

 

「限られた時間の中で読む」

 

というのが、難しいみたい。

 

「ペースができた!

 ストーリーはこんな感じだ!」

 

と思ったら中断しないといけなくなっちゃうでしょ。

もしくは、そうなる前に止めなきゃいけない。

それが分かってるから、

読み始めるまでにも時間がかかっちゃうのねぇ〜。

 

さらに、旅の前は

 

「こうあらねばならぬ」

 

を考える傾向が強かった私、

「読書」にも

「こうあらねばならぬ」姿を作ってたみたい!

あなたの本の読み方はどんな感じかなぁ?

その時の私は、とりあえず

 

「読み始めた本は最後まで読んでみる!」

 

だったの。

それを自分に課しちゃってたから、

読書が苦痛になってたことがあったのね。

私、飽きっぽくて集中力に欠ける人だからさ、

1つの本を読み進められないのは、

 

「自分の集中力が足りないからだ」

 

と思ってたの。

だけど、よく考えれば、

自分にとって「つまらない話」には

集中できないよね。

それから、

人が「おもしろい」と言った本は

 

「おもしろいはずだから読めるはず」

 

という変なロジックもあったの。

これまた、自分には

「おもしろくない話」の可能性もあるじゃない?

でも、自分の感想を信じられなかったのよねぇ。

やっぱり「集中力が足りないからだ」と思って、

ムリに読もうとするから飽きちゃって、

その1冊が読み進められないから、

次の本に進むこともできず、

本から遠ざかる・・・

てな感じに悪循環。

 

そんなことない?

 

「悪循環の止め方が分からない〜!」

 

って時。

そんな悩みは「時間」が解決!

 

「自分に合った本と向き合う時間」

 

が、この旅では作れたの。

何と言っても一番大きいのは、

読みたいところまで、

読みたいだけ読めるってことよね。

他にやることがないから、

というか、

 

「やらなきゃならないこと」

 

がないから、

その時やりたいこと

「本」だけに集中できる。

集中力に欠ける私にとって、

一番のトレーニング方法よ。

周りに誘惑が何もないからね!

強いて言えば食事の時間(笑)。

でも、食べることそっちのけで、

本に集中しちゃったこともあったくらい!

時間ってスゴいよ!

 

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最初に読んだのは、

バリのガイドブック。

ちょうど旅の最初の頃でね、

バリについて知りたくなっていた時だったし、

何と言っても、

1日外に出られない日だったから、

他にすることがなかったの。

 

ちょっと話はずれちゃうんだけど、

 

「日本にいる時は、

 周りにものがあふれてたな。」

 

ってこの時感じたの。

7kgの荷物と宿の部屋にいる状態で、

できることは限られてくる。

と言うか、

その中で一番やりたいことを考えるのは、

そんなに難しいことじゃないのよ。

それが日本にいた時は、

テレビはあるはパソコンはあるは、

携帯も持ってるし、

コンビニはすぐそこだし、

予算なんか関係ないお金があるしで、

深く考えずにできることがあり過ぎたのよね。

だから充実感を感じられないと言うか、

物足りなさを感じてたんだなぁ、

と思ったの。

 

話を戻し、

1日外に出られなかったその日は、

「ニュピ」というバリの新年で、

1日家にいる静寂の日。

旅人もそれに習って、

宿の敷地内で過ごすの。

本来は仕事も料理も何もしない、

静かに悪霊が去るのを待つ日なのに、

宿の主は宿泊客のために

朝、昼、晩と食事を用意してくれたんだよね。

 

「生活に根ざしたしきたりの中に、

 近代化をどうやって受け入れていったんだろう?」

 

って、その時思ったの。

そんな疑問を持ったのも、

ガイドブックのおかげ。

ニュピの日にニュピについて学んでみました。

「バリの新年」ということは地元の人の説明で知ってたけど、

それがいったいどういうものなのか、

全く検討が付かなかったのよね。

だから知りたくなって、

タイミング良く時間があって、

ガイドブックを読み込めたってワケ。

静寂の日は、

音の誘惑もなく、

ひたすら字に集中するのにはうってつけだったよ!

 

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小説を読み始めたのは、

マレーシアのティオマン島。

そう言えば、

まだティオマン島のことを語ってないねぇ。

あそこは「海」と「時間」の島で、

私にとっては「これが良かった!」って言うんじゃなくて、

トータルで最高のホリデーだったから、

話しておもしろいかどうか・・・

って迷ってると、

後回しになっちゃうのよね〜(笑)。

だから、もう少し後で。

まあ、本の話もその1つではあるんだけど!

 

この島は一番本を読んだ島でもある!

本を読むきっかけにもなったし、

旅の最後の1ヶ月を過ごした場所でもあるからね。

うれしいことに、

日本人経営のダイビングショップが、

日本語の本の貸し出しもしてて、

自分の本棚のように使ってたの。

しかも、読みたかった本があるある!

まず見つけたのが、

沢木耕太郎の『深夜特急』。

しかも、全3巻中一番読みたかった1巻だけあったの!

ラッキーでしょ!

旅物語で、最初の1巻が東南アジアというかマレー半島の話、

ちょうど私たちの逆ルートを行ってたから、

「参考になるかも!」って思ってたんだよね!

大沢たかお主演でテレビドラマ化もされたんだけど、

見たことある?

私はたぶん数カット見たことがあるんだと思う。

読みながら大沢たかおが街を歩いているシーンを想像できたんだよね!

それがおもしろくって!

時間もあるし、

その時の境遇と類似点もあるからか、

どんどん読めちゃったんだよね!

思わず吹き出しちゃうこともあってさ、

何回も彼に読んで聞かせちゃったくらい。

でも、よかったのは出だしだけ。

読んでるうちに、

だんだん自分の旅と重なり合わなくなってきちゃって、

つまんなくなっちゃったんだよね。

その時の気分、よ〜く思えてる。

あの本は、今もう一度読んでみたいかも。

旅を1つ終えた私だからさ、

あの時とは違う読み方ができるような気がするんだよね。

 

読書と平行してやりたくなったのは、

「読書感想文」

小学生の頃は嫌いだったんだけどね(笑)。

夏休みの宿題でなかった?

 

「20冊の読書記録と、

 推薦図書の感想文何枚以上」

 

みたいな宿題。

普段から家でじっとしているタイプじゃなかったから、

学校が休みの期間に家で本読んで、

しかも感想書けだなんて

 

「できるか〜!」

 

って感じだったの(笑)。

そんな感想文だったのに、

読みたくて読んだ本は、

記録しておきたくなるものね!

驚きよ!

課されてるものじゃないから、

自分の気持ちのままを書き留めておけるしね!

その心地良いこと!

ぼ〜っとしながら話を思い返して、

余韻に浸って、

残しておきたいと思ったことを書く。

・・・本当の「ゆとり教育」ってこのことじゃない(笑)?

小学生の頃の宿題には、

 

「強制的にやらされてる感」

 

しか残ってないもん(笑)。

まあ、子ども時代は新しい情報を集める時だから、

ある程度“強制的”でなければ、

知らないで通り過ぎちゃったものも多いかもしれないけど・・・。

あの読書感想文って、

教育の立場から見ると、

どんな狙いというか、

重要性が組み込まれてたんだろ?

 

「これをやれ」

 

だけじゃなくて、

 

「どうして書くのか」

 

をもうちょっと教えてくれても良かったんじゃない?

と思う今日この頃。

だって、あれで何を学んだか覚えてないんだもん。

覚えてないだけで、

自分の肥やしにはなってるのかな?

だから感想文を書きたくなったのか??

ってことはないか(笑)。

最近、どうやったら「やらされてる感」にならずに済むかを、

考えることが多くて。

 

もう1つハマったのは、東野圭吾!

人気作家にハマってラッキーなことは、

古本屋に置いてある可能性が高いことね!

いろんな旅人が持ち歩いてるんじゃない?

東野圭吾はあちこちで見つけられたよ。

あの人の話にはのめり込んじゃう!

自分も物語の中に入っちゃうから、

中断が難しい。

時には話の世界に入り過ぎて、

複雑な気分になっちゃって、

休憩が必要なこともあったけどね(笑)。

 

「電車の中では読めない!」

 

って思った(笑)。

最後の30ページを泣き続けた話もあったし!

1日で読んじゃったのもこの人の本。

その日は、食事と海で泳いでいる以外は、

ず〜っと本の世界に浸ってました。

「本と海の1日」って響き、

良いでしょ〜♪♪♪