旅してみたら、「旅してみたら?」

私の旅経験&情報を発信中。あなたの旅のきっかけになったらいいなぁ!

コピー産業、ここにあり!

f:id:Kanna-de-Loca:20131004213247j:plain

 

バリのガイドブックは、

バリ最初の滞在地

クタの古本屋で発見。

数年前のバリ版の『ロンリープラネット』で、

私に最適の日本語版。

読み物としてもおもしろくって、

バリについての知識は、

ほとんどこのガイドブックから。

数年前の物だから

変わっているところもあったけど、

それは地元の人や他の旅人に聞いてみたり、

歩き回ってみれば解決できる。

全てが更新されている情報よりも、

若干不透明な方が、

冒険味があっておもしろいかも!

そして、バリを去る日には、

また同じ古本屋に買い取ってもらいました。

次はどんな旅人の手に渡るんだろうね・・・。

 

f:id:Kanna-de-Loca:20131004133656j:plain

 

シンガポールで出会ったガイドブックも

『ロンリープラネット』。

この時は他の旅人が

使い終わった物をくれたの。

 

このガイドブック知ってる?

 

日本人から聞くことは少ないんだけど、

私が出会った他国の旅人の99%

持っていたと言っても過言ではないくらい。

さすが15言語に訳されているだけあるよ!

情報源の幅も広いし、

利用者が多いのが納得できる。

 

その人気度は、

旅先の古本屋でも感じることができる。

店頭で並んでいるガイドブック、

『ロンリープラネット』以外を見た記憶・・・

 

なしっ!

あ、1回あったかな!?

 

タイで出会った『ロンリープラネット』は、

今までのとはちょっと違う。

「さすがアジア!」と思ったね(笑)。

 

「コピーブランド」ならぬ、

「コピーロンリープラネット」!

 

その名の通り、

コピー機でコピーして製本したものだから、

ちゃんと「コピー」と分かっちゃうの。

コピーブランドは

本物に「似せて」作るのに、

本当にコピーしちゃうなんて!

似せて作るより質が悪くないか(笑)?

でも、おもしろい。

誰が始めたんだろう?

 

東南アジアで

コピーロンリープラネットは、

本物と一緒に普通に店頭に並んでいるの。

本物の新品、

本物の古本、

コピーの新品、

コピーの古本。

コピーを置いていても、

ちゃんと本物の新品までそろえているのが

おもしろいよね。

 

それにしても、

良くできた旅人狙いのビジネスよ!

悪気なんていう言葉は

存在しないと思う。

その良い例としてはね、

 

「コピーじゃないよ!本物だよ!新品だよ!」

 

ってパワフルに売っているおばちゃんがいたの。

でも、ビニールでカバーされてて、

自分で中身を確認できる状態になかったのよね。

表紙だけをみたら

コピーとは思えないキレイさ。

でも本物にしては

その安さがあやしいし、

コピーだとしたら

高い値段。

 

「中を確認できないからいらないよ」

 

って去ろうとすると、

そのおばちゃん、

ビニールカバーを外して

 

「見てみろ!」

 

って言うの。

ま、それならば確認してみるか・・・

 

やっぱりね。

しっかりコピーでした(笑)。

コピーにしては高過ぎるって去ってきたけど、

さすがにその時はそれ以上呼び止められなかった。

 

このおばちゃんとは逆に、

 

「コピーだから安いよーっ!」

 

と大声で客引きしている人は

至る所にいた。

 

「よく捕まらないなぁ」

 

って思うけど、

国内で大きいビジネスになっていることは

間違いないでしょ。

あれだけ大量に出回っているんだもん。

 

それにしても、

どんなビジネスであれ、

どんどん値段が下がっていくのは

なんでだろう?

私の感覚だと、

売れた物の数と売り上げを計算して、

最後はボスに渡さなきゃいけないから、

値切った分自分の収入が

減っちゃうような気がするんだけど・・・。

最初から相当高い値段を付けているのか、

すでに買い取った物を売っているのか・・・。

ホント不思議。

 

f:id:Kanna-de-Loca:20131004135908j:plain

 

東南アジアでは、

私たちにとってラッキーな値段交渉が、

頻繁に成功しちゃうのがおもしろい。

 

カンボジアで見つけた屋台のおばちゃん。

カンボジアのコピーロンリープラネットが

US$6(アメリカドル)という。

このおばちゃんの売りは

「全てが新品」ということころ。

 

「私たちは新品は必要ない。

 中古でいいから$3のを探している。」

 

と断っていると、

$5.50になり、

$4になり、

$3.50になり、

$3までなっちゃった。

値切っていないよ(笑)。

おばちゃんがただ必死に売ってきただけ。

半額でも売れないより良いのかなぁ?

 

コピーと分かってて使うことに、

最初は抵抗があった私だけど、

あたりまえのように売っていると、

その抵抗もあっという間になくなってしまうもの。

 

慣れと言うのは恐いものね。

 

それに、

予算が限られている状態では、

同じ情報を安く手に入れられることに

越したことはない。

ということで

何度かコピーは利用したけど、

今手元に残っているものは

1冊もありません。

コピーが黙認されている国で使い、

そこに置いてきたから、

許してもらえるかな(笑)。

 

ところで、英語話せる?

せめて読める?

現地調達のガイドブック、

英語版しか考えていなかったから、

日本語版がどのくらい流通しているか、

確認しなかったんだよね(笑)。

さすが世界共通言語は、

見つけるのが簡単。

英語版はどこでもあたりまえのようにある。

母語ではないのに英語版を使っている旅人も、

珍しくないくらい。

英語が使える人は得よ、

あたりまえの情報だけど(笑)。