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乗りこなせ!現地の乗り物集(タイ編)

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その4)タイでの乗り物

 

タイと言えばトゥクトゥクでしょ!

でも、私たちは1回も乗らなかったんだな〜。

たくさんの旅行者が

あたりまえのように乗る乗り物は、

あまり興味ない私たちなの(笑)。

お手頃価格だったら

使ったかもしれないけど、

バカ高い値段を

提示されるばっかりだからねぇ。

 

さぁ〜て、

再入国したことを抜きにして考えれば、

最長滞在記録のタイ。

さすがに使った乗り物も

多種に及んだよ。

ざっと挙げてみると、

 

国境越えに使った、国際線列車。

タイを北上した、国内線列車。

数時間かけて町間を移動した、長距離バス。

歩くには距離があり過ぎる時に利用した、

ソンテウ(乗合ミニバス)。

ソンテウより先に姿を現した、

タクシーにしちゃった普通乗用車。

山に囲まれている半島へ渡るための、

乗合ボート。

島々への往復も、フェリーボート。

ダイビングスポットまで運んでくれたのも、

いろいろなボートたち。

バンコク市内の移動には、路線バス、地下鉄、水上バス。ノーヘル2人乗りの、レンタルバイク。

いろいろ試した、レンタル自転車。

 

どうよこの量!

6週間でどんだけ動き回ったのよ!

って感じでしょ(笑)

私も列挙してみて驚いたわ(笑)。

これだけあると、

11つおもしろい話がついてるのよね〜。

特に説明する必要がない乗り物でも、

乗ることになったきっかけがおもしろかったり、

そこでの出来事がビックリだったり。

オススメしたいものもあるから、

話し過ぎない程度に教えるね(笑)。

 

そ〜ね〜。

やっぱり最初は列車でしょ!

マレーシアからの国際線と、

バンコクから北上した国内線。

どちらも寝台車両で、

「席に着く=ベッドに入る」

という形は変わらなかったんだけど、

さすが国内線はローカル度満々!

 

ドアが開けっ放しって、

今の日本じゃ考えられないでしょ(笑)

 

両側のドアが開けっ放しだから、

駅に停まっている間は、

線路の上に降りられちゃうし、

何と言っても、

走行中にステップに立てちゃうのが

たまらんっ(笑)!!

そして、

そこから見える景色がさらに

たまらんっっ!!!

山の中を走り抜ける列車だから、

山がいろんな顔を見せるのはもちろん、

その間に見える川は泥水だけど、

それがまた絵になる。

ジャングルを思わせる森林に、

時々通り過ぎる小さい駅たち。

田んぼと牛、農家の人々、

と田舎の景色が続く。

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さすが山の中よね。

冷房がないファン車両なのに、

夜中から明け方は

天然冷房で冷えるx2

その澄んだ空気が

またたまらん!

 

残念だったのは、

駅に停まった際、

売り子たちが乗ってくることがなかったのよね。

車内食が付いてたからか、

寝台車だったせいか・・・。

インドでは、

窓からでも何か買えるらしいよ。

 

そうそう、

線路の上に降りられるって、

ちょっと魅力的でしょ!

でも、覚悟して降りた方が良いかも。

気付いたら、

靴の裏が黒いオイルでベッタリだったのよ(泣)。

 

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国際線の列車が終点に着いた時の、

地元の人の勢いについては話したい!

同じ国内でも

地域差があるみたいだけど、

ハート・ヤイという町の駅に着いた時は

激しかった!

列車がホームに入っていったら、

「我先に!」って感じに、

人がドア付近に群がってきたの。

その人たち、

電車が停まるか停まらないぐらいで、

ドアを開けて車内に乗り込んで来たんだよね。

それがどうも落ち着かない様子。

「終点のはずだけどなぁ」と思っていたら、

突然そのうちの1人が話しかけてきた。

その勢いが半端ない!

 

「行き先はどこだ!?

 お前たちは何が何でも

 俺たちのバスで行くんだ!」

 

って感じで、

私たちの周りから離れない。

引っ張られこそしなかったけど、

ピッタリついて歩いてくるから、

邪魔でしょうがない。

 

そうなの。この人たち、

全部バス会社の客引きだったの。

必死に客を取ろうとしているように見える勢い。

の〜んびり行きたかった私たちは、

 

「お金がないからATMが先〜」

「お腹減ったからご飯も食べた〜い」

 

な〜んて断ろうとしてたんだけど、

 

「ATMはあそこだ!」

「飯ならここで食えばいい!」

 

ってな感じで、ホント邪魔!

仕方なく値段だけ聞いてあげたら、

政府のバスの倍以上!

彼らの売りは

「どこよりも早く着く」

だったらしいけど、

私たちは急ぐ必要はない人たちなの(笑)。

より早く目的地に着きたい人は、

こういう人たちを使ってあげてみて(笑)。

 

長距離バスは、

相変わらず遠足のバスみたい。

ただ、タイのは派手!

とにかく派手!!

正に日本のデコトラよ(笑)

と言っても、

あれよりは控えめだけどね。

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タイは仏教の国なんだけど、

神棚みたことある?

これまたすっごい派手よ。

真っ赤っかのキンキラキン。

お寺もキンキラキンだし、

仏像もキンキラキン。

アクセサリーも金が大好き。

国民的にキンキラキン派なんだと思う(笑)

バスの派手さも納得できる。

 

数回利用した長距離バスの中で、

意外だったのが最後に乗ったバス。

ラオスとの国境の町まで移動したバスは、

乗車時間7時間半という、

正に長距離バスだったんだけど、

遠足バスじゃなかったの。

外見は今まで乗ったバスと同じサイズ。

でも、中は通路をはさんで2人席と3人席!

肩幅よりも狭い座席で、

すし詰め状態よ(笑)。

快適ではなかったけど、

このローカル感は良いよね〜。

それに、適度な休憩があって、

予定通りに着いたから問題なし!

 

おもしろかったのが

バンコク行きの夜行バス。

寝ている間に次の町に移動できたら、

一石二鳥だし宿代も浮くし、

と思って選んだ“夜行バス”。

“夜行”と言ったら

どんなバスを想像する?

夜出発の朝着でしょ!

予約した時は

8:30pm5:30am着」という、

しっかり“夜行”だったんだけど、

最終的には

 「6:30pm2:00am着」

 という“最終バス”に早変わり(笑)

いいかげんなものよね(笑)

この適当業が成立してしまうタイ、

おもしろくない(笑)

その時はイライラしていた私だけど、

今になると

「おもしろ体験話」になってしまう。

適当で成り立つビジネス、

どんなんだったか知りたいでしょ?(笑)

私が話したいから、

ちょっと聞いて〜!

 

この時のチケットは、

島から大陸へのボートと

そこからバンコクまでのバスが

セットのものだったの。

予約した時に確認したら、

 

「大陸に着いてからの待ち時間は3時間で、

 船着き場からからバスターミナルまで

 タクシーが付いている。」

 

さて、いざ大陸に着き、

船着き場の旅行会社に確認すると、

 

「バスは直接船着き場から7:00pmに出発。」

 

予定より1.5時間も早〜い!

となると、

バンコクに着くのは4:00am

まあ、それくらいなら許せる範囲

と思いながら待っていると、

なんと6:30pmにバスが動き始めた!

このままだと3:30am外に放り出されるということか?

それにしても、

いやにスピードを出していないか?・・・

 

「出発から3時間後くらいに食事休憩が入る」

 

と聞いていた。

確かに食事処でストップ、

でもたった30分の休憩という。

これはあやしい。

予定通りとは思えない。

運転手がただ早く家に帰りたいがために、

全てをショートカットしてるんではないか?

 

予想通り、

休憩はぴったり30分。

全ての客を速くバスに乗せようとする。

その態度が失礼以外の何ものでもない。

ますますあやしい!

そして案の定、

バンコクに着いたのが2:00am

しかも、バスターミナルではなく、

メインストリートの端に

路駐して降ろされることに。

不思議と誰も抗議せずに降りて行ったのよね。

 

「なんで?みんな一緒だったら

 『時間までバスの中にいる』って抗議できるじゃん!

 2人だけじゃ、迫力も何もない。」

 

でも、試しに2人で

ドライバーに食い下がってみると、

 

「オレは会社じゃない!

 オレは帰るんだ、帰りたいんだ!」

 

やっぱりね(笑)。

どうやら英語があまり話せないらしく、

食い下がり続けても、

同じことしか言わない。

だんだん声を荒げてきたから、

私は少しビビってたんだけど、

彼は完ぺき楽しんでた(笑)

 

「予定通りじゃなかったんだから、

 ちょっとイライラさせたい。」

 

だって(笑)

さすが旅慣れてる!

しかも英語がネイティブだから、

言葉でおちょくるのが上手いこと(笑)

しばらくおちょくった後、

 

「バンコクより何キロも先のところに行くけど、

 乗ってたいなら別にかまわん!」

 

と言わせたところで、

イライラ大作戦終了!

 

いや〜それにしても、

すごい「予定不通り」よね。

予定通りがあたりまえじゃないにしても、

ここまでの予定不通りは

この時だけだったわ(笑)